高齢社会に突入し、国が在宅医療への推進を打ち出す昨今、この絵本の骨子は家族愛ではなく、患者の自己決断、住み慣れたわが家で人生の最期を迎える、看取るという本来の意味を深淵からとらえた一冊です。ノンフィクション作家・柳田邦男氏の著書「雨の降る日は考える日にしよう(平凡社)」で紹介されています。作者の吉田利康の家庭に実際に起こった実話をもとに描かれています。
●自分の知識のなさを知った。もっともっと、こういうことに興味を持つべきだと思った。(10代・男性)
●「生きていることの一部が死である」と小さい頃から思っていました。でも、周りの人の死に接するたび「何かちがう」と感じていました。病院で最善をつくすことは大切。だけど、それ以上にその人が「最期まで楽しく暖かい気持ちで生きる」ことが大切だと。どんな形があるのか知らずにいたので「いびらのすむ家」は、目からウロコでした。これをきっかけに「大切な人の死」や「自分の死」について考えました。(20代・女性)
●家に帰るとすごく落ち着くというのが共感できた。僕も高1の時、入院していて、退院して家に帰ると何時間も寝ていたことがある。(10代・男性)
●私はひとり暮らしです。死ぬ時のことは考えていませんでした。がんになって死を身近に感たけれど、具体的にはどう考えたらよいのか分りません。一人で孤独に死んでいくのは寂しい気がします。(60代・女性)
●このような本があってこそ、人の気持ちを伝えることができると思うし、その本人の気持ちが心に響くことがわかった。すごく勉強になった。(10代・男性)
●子どもたちの年齢が自分に近かったので、その分リアルに感じられ、家という帰る場所、親の大切さとか改めて感じられました。(10代・男性)
●医療系の学生として、この本はとても興味深いものでした。今まで「死」をテーマにしたものをいくつか見てきましたが、この本を知り「死」に対する考えが変わりました。(20代・女性)
●2009年8月14日 読売新聞大阪本社版/朝刊 ●2009年10月5日 毎日新聞阪神版/朝刊
●2009年秋号 BetterCare(芳林社) ●2009年10月号 くらしの百科WEST(産經新聞社)
●2009年10月号 地域情報紙ともも ●2009年11月4日 朝日新聞大阪本社版/朝刊
●2009年12月号 看護管理(医学書院) ●2009年冬号 生活ART情報誌シフォン
●2009年11月12日 ほっかほか 噺の朝ごはん(KBSラジオ) ●2010年8月20日 毎日新聞阪神版/朝刊
●2010年5月22日 神戸新聞/朝刊 ●2011年3月 雨の降る日は考える日にしよう/柳田邦男著(平凡社)
●2012年10月7日 おはようパーソナリティ道上洋三です(ABCラジオ)