生きること 死ぬこと 愛すること
いびら工房は、それらをテーマにした絵本をつくり続けます。
いのちの絵本
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子どもにがんを教える絵本
『がんって、なに?』
のぞみは小学校2年生。お父さんと駅の近くのマンションで2人暮らしです。学校がおわると、電車で2つ先の町のおばあちゃんの家に行きます。ある日、大好きなおばあちゃんが、病院で検査を受けた結果、入院することになりました。おばあちゃんの入院の日、のぞみはお父さんに思い切って「がんって、なに?」 と聞きました。
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在宅ホスピスケアを次世代に伝える絵本
『いびらのすむ家』
どこにでもある普通の家庭。ある日、お母さんが入院することになりました。病名は、急性骨髄性白血病。お母さんは入退院を繰り返し、つらい治療を続けます。そしてある日、医師から「今の医学では、これ以上、病気を治す方法はありません」と告げられます。在宅医療や制度が整っていなかった1999年、お母さんは住み慣れた家に帰りました。
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『いびらのすむ家』のお母さんの物語
『ベッドからの手紙』
お母さんは看護師でした。「もし、この病気がよくなるのなら、同じ病気の人の話し相手になりたい」と言っていたそうです。この絵本は、家族との病院との連絡ノート、手帳、便せんに書き残された手記をもとにつくられています。
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『いびらのすむ家』家族のそれから
『アキちゃん~であい~』
お母さんが亡くなり、遺された家族3人の会話はどんどん少なくなっていきました。お父さんは通りかかったペットショップで、一匹のやせ細った子犬と出会います。「なんだ、おまえ、オレとそっくりじゃないか。元気出せよ」お父さんは、その子犬が愛おしくてなりませんでした。
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家族の気持ちを描いた絵本
『ゆきちゃんとみんな
~大事な人が重い病気になったとき~』
この物語は、実際にあった病院の中の様々な家族の情景をもとにつくりました。来年小学1年生になるのを楽しみにしていたゆきちゃんは、ある日、重い病気にかかります。それを知ったおじいちゃんは、心配で心配でなりません。おじいちゃんのこころは、どんどん、かたくなになっていきました。その気持ちを溶かしたのは、孫と同じ病気の女の子の、なにげない一言でした。
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特別支援学級の1年
『大西先生とはなまる日記』
特別支援学級の子どもたちと教師の実際に交わされた絵日記をもとに描きました。大西由美子先生の教え子たち、そのお母さん、お父さん、元同僚のご協力と思いの結集で作られた絵本です。
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ホームホスピスの日常を描いた絵本
『姫ちゃんはなごみの家のお姫さま
ここに暮らす』
ホームホスピス「神戸なごみの家」には、幅広い年齢層のさまざまな病気の人が住んでいます。姫ちゃんは、生後3カ月でこの家に来ました。みんなに可愛がられながら、やんちゃでおちゃめな姫は、すくすくと賢く成長しました。そんななごみの家の日常が描かれています。