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ホームホスピス「神戸なごみの家」には、幅広い年齢層のさまざまな病気の人が住んでいます。姫ちゃんは、生後3カ月でこの家に来ました。みんなに可愛がられながら、やんちゃでおちゃめな姫は、すくすくと賢く成長しました。そんななごみの家の日常が描かれています。
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特別支援学級の子どもたちと教師の実際に交わされた絵日記をもとに描きました。大西由美子先生の教え子たち、そのお母さん、お父さん、元同僚のご協力と思いの結集で作られた絵本です。
のぞみは小学校2年生。お父さんと駅の近くのマンションで2人暮らしです。学校がおわると、電車で2つ先の町のおばあちゃんの家に行きます。ある日、大好きなおばあちゃんが、病院で検査を受けた結果、入院することになりました。おばあちゃんの入院の日、のぞみはお父さんに思い切って「がんって、なに?」 と聞きました。
どこにでもある普通の家庭。ある日、お母さんが入院することになりました。病名は、急性骨髄性白血病。お母さんは入退院を繰り返し、つらい治療を続けます。そしてある日、医師から「今の医学では、これ以上、病気を治す方法はありません」と告げられます。在宅医療や制度が整っていなかった1999年、お母さんは住み慣れた家に帰りました。
お母さんは看護師でした。「もし、この病気がよくなるのなら、同じ病気の人の話し相手になりたい」と言っていたそうです。この絵本は、家族との病院との連絡ノート、手帳、便せんに書き残された手記をもとにつくられています。
お母さんが亡くなり、遺された家族3人の会話はどんどん少なくなっていきました。お父さんは通りかかったペットショップで、一匹のやせ細った子犬と出会います。「なんだ、おまえ、オレとそっくりじゃないか。元気出せよ」お父さんは、その子犬が愛おしくてなりませんでした。
この物語は、実際にあった病院の中の様々な家族の情景をもとにつくりました。来年小学1年生になるのを楽しみにしていたゆきちゃんは、ある日、重い病気にかかります。それを知ったおじいちゃんは、心配で心配でなりません。おじいちゃんのこころは、どんどん、かたくなになっていきました。その気持ちを溶かしたのは、孫と同じ病気の女の子の、なにげない一言でした。
力持ちで勇気のある若い侍、久右衛門。幼い頃に母親を亡くしてから、声に出すのは「うむむん」それだけ。久右衛門は、その日に門番の仕事をするため、暗い山道を城に向かっていた。もう少しで城に着く曲がり角・・・そこに、女が立っていた。
戦国の世に武士として名前を馳せた回竜は、仏門に入り修行の旅を続けていた。ある日、山の中で日が暮れ、木の根を枕に寝ていると一人の木こりが現れる。とても親切なので木こりの住まいに一晩泊めてもらうことにした。そこで回竜が目にしたものは…。
遠くで大砲のような音がしたかと思うと、海が盛り上がり村にむかって突進してくる。「津波じゃ!津波じゃー!」一人の男が大声で危険を知らせて回る。男は広村の庄屋、浜口儀兵衛であった。その儀兵衛も津波にのみ込まれるが奇跡的に助かった。しかし、流されていく人を目の前に何もできない。